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環境ホルモン分析
環境ホルモン分析(内分泌かく乱物質)
環境ホルモンとは、動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与える物質とされ、野生動物のオスのメス化や、その逆の現象が起こっていることについて、その原因物質ではないかと疑われており、人の健康への影響も心配されています。
しかし、作用機能や作用量など科学的に未解明な部分が多く残されており、解明のための調査研究が国際的な協力のもと進められています。
環境省は「SPEED‘98」で環境ホルモン65物質(群)をリストアップして優先的に調査研究を行って来ましたが、さらにこれを踏まえ、2005年からは「ExTEND 2005」として、野生生物の観察や環境中濃度の実態把握及び暴露の測定など7項目について調査研究等を進めた。
現在は、 「ExTEND 2005」の取組状況のレビューから今後の方針を、平成22年7月「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応― EXTEND2010 ―」に取りまとめています。
環境ホルモンとして作用が確認されているのは、魚類(メダカ)に対するもので、「ノニルフェノ-ル」、「4-オクチルフェノ-ル」、「ビスフェノ-ルA」の3物質です。
アルキルフェノール類の1種類である「ノニルフェノ-ル」については、平成24年8月より「水生生物の保全に係る環境基準」に追加され、同じくアルキルフェノール類の1種類である「4-オクチルフェノ-ル」についても、平成25年3月に「水生生物の保全に係る環境基準」の要監視項目に追加されました。
当社は、河川水、地下水、水道水等に含まれる環境ホルモン物質の分析を行います。