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EN1811(装身具等から溶出するニッケル(Ni)量の分析)に関する海外技能試験に参加

 EN1811規格は皮膚と直接かつ長時間接触する製品についての使用及び流通に対する規制で、試験試料を人工汗に1週間浸漬したときに溶出するニッケル量について、その分析方法や移行限度値等を規定したものです。
今回、弊社ではEN1811試験に関する海外技能試験(LGC Standards社(イギリス)主催:NiMS – Nickel Migration PT Scheme Round 241(ISO/IEC 17043認定))に参加し、実施した3サンプルの試験で全てZスコア:1未満(満足)と良好な結果を得ました。

 

技能試験内容
技能試験:NiMS – Nickel Migration PT Scheme Round 241
主催者:LGC Standards社(イギリス)
試験実施期間:2016.5.31~2016.6.24
試験試料:金属製品
試験試料数:3(A、B及びC)
試験項目:ニッケル(Ni)
試験方法:EN1811(人工汗溶出-ICP質量分析法)
試験所番号:NK0126
試験結果:

試験資料 試験項目 試験方法 報告値 付与された値 Zスコア 評価
μg/cm2/week μg/cm2/week
01A ニッケル(Ni) ICP質量
分析法(ICP-MS)
33.53 30.51 0.30 満足
02B 3.88 5.42 -0.50 満足
03C 33.46 30.12 0.29 満足

LGC Standards社 技能試験案内(抜粋)[PDF]

弊社では、自社分析における精度管理の一環として外部団体が主催する技能試験に積極的に参加し、分析能力の確保に努めています。